ペットの分離不安症に悩む飼い主さん達に
コロナの外出自粛が続き、自宅に長くいた飼い主さん達もそろそろ仕事や日常に戻り始め、
日中ペット達のお留守番時間が元に戻ってきたことと思います。
ペット達、特にワンちゃんたちの行動に問題はありませんか?
大好きなパパやママがいつも一緒にいてくれたのに、急に一人になる…
不安でパニックになったり、あちこちで排泄をしたり、カーテンやクッションをビリビリにしたり、程度の違いはあれ明らかに今までと違う…
これは分離不安症かもしれません。
一口に分離不安症と言っても症状の程度は幅広く、酷い子になると自傷行為で尻尾等を引きちぎってしまう子もいます。
留守の間ずっと鳴き(吠え)続ける子もいます。
個体によって若干対処の方法は違いますが、先ずはペット優先の生活を見直してみましょう。
何をする時も常にペットと共に…
これはこれで素敵なのですが、しつけという意味ではアウトです。
在宅中でもしっかりとペットと離れた時間を作る。
出掛けるときはサークルやケージに入れる。
帰ってきても一番先に相手にしない。
寝るときは飼い主と別々の部屋にする。
こうお話をすると、楽しく暮らしているのに…と言われる方がいます。
何事もなく日々平穏で終生ずっと片時も離れず一緒にいられればいいのですが、なかなかそんな訳にもいきません。
災害時には別々の生活もしなければならなくなるかもしれません。
多少のストレスには強い子にしておかなければ、結果辛い思いをするのはペットであり飼い主さんです。
程よい距離感を持ち、お互いを信頼し合い、楽しい時を過ごす。
擬人化をするのではなくペットの性格や本能などを正しく理解し、適切に飼養することが、
本当のいい関係と言えるのではないでしょうか